こんにちは!今回は、新人の活動の一環として行われている「YWT」について詳しくご紹介します。大阪支社では、1年目の社員と数名の2〜3年目の先輩が、2週間ごとにこの活動を実施しています。YWTは、業務の振り返りを通じて、個人の成長やチームの改善を促進するための大切な機会となっています。
YWTとは?
YWTは、振り返りのフレームワークのひとつであり、プロジェクトや業務を効果的に振り返るための手法です。振り返りが重要であると言われている一方で、どのように実施すれば良いのか分からない、または多くの方法があって選択に迷うこともあるでしょう。そんなときに取り入れやすいのが「YWT」です。
YWTは、3つの単語の頭文字を取った略称です。
– Y:やったこと – 過去の活動や達成したことを振り返ります。
– W:分かったこと – そこから得た学びや気づきを整理します。
– T:次にやること – 次回に向けた具体的な行動計画を立てます。
読み方はそのまま「ワイダブリューティ」です。このフレームワークは日本発祥で、日本能率協会コンサルティングが提唱したものです。YWTは、シンプルでありながら、効果的な振り返りを実現するための方法です。
YWT会議の流れ
私たちのYWT会議は、1時間から1時間半程度の時間をかけて行われます。具体的な流れは以下の通りです。
1. やったこと(Y):
・各メンバーがダッシュボードに「やったこと」を記入します。これは、過去の2週間で達成したタスクやプロジェクトを振り返る時間です。
・記入が終わったら、順番に1〜2分程度で発表します。このプロセスは、他のメンバーに自分の進捗を共有する良い機会となります。
2. 分かったこと(W):
・続いて、「分かったこと」を記入し、発表します。ここでは、成功や失敗から得た教訓や新たな発見を共有します。そうすることで、個人の学びがチーム全体の知識として蓄積され、次の活動に活かされます。
3. 次にやること(T):
・最後に、「次にやること」を記入し、発表します。具体的な目標やアクションプランを設定することで、次回の活動に向けた準備を整えます。
4. 質疑応答:
・全員の発表が終わった後、他のメンバーに質問する時間が設けられています。この時間は、疑問を解消し、さらに深い理解を得るための貴重な機会です。
YWTの効果
YWTを通じて、自分の業務をより高い視点から俯瞰することが可能になります。計画を具体的に立て、改善方法を明確にする手助けとなります。また、同期や先輩の業務内容や直面している課題を知ることで、有意義な時間を過ごすことができます。さらに、YWTはコミュニケーションを促進し、チームの結束力を高める効果もあります。
このように、YWTは業務の振り返りを効果的に行うためのシンプルで実践的な方法です。個人の成長とチームの向上を同時に実現するために、ぜひ皆さんも試してみてください。